2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧
怯えきったヘルセは泡を吹いて眠ってしまい、傷ついたコック長は仕事もせずに独りでトランプしている。
怯え、震え上がり、部屋の角で合掌しながら「ごめんなさいごめんなさい」と哀願するヘルセに、コック長は「ハー、ハー」と手をあたためる癖をしながら『あれ?トランプゲームをしたいだけなのになぁ』と傷ついた。
その台詞と同時に厨房は何やら奇妙な空間へと切り替わり、正に恐怖のゲームの始まりという雰囲気へと一変した。
ヘルセの襟首をひょいと摘まみ上げたコック長は、なんだかカクカクした文字の吹き出しで「さあゲームのはじまりです」と言った。
結果、ヘルセは捕まり、コルハは「すまねぇ」と一言吐き捨て、そそくさと逃げて行った。
コルハはヘルセの腕をつかんで急いで部屋を駆け出ようとするが、ビヨ〜〜ンと伸びるコック長の両腕がそれを追いかける。
youtu.be 合体!
「貴様、何者だぁっ!」
光に弱い鬼たちは一斉に目が眩んだ(ただし、グラサンをかけたコック長を除いては)。
その瞬間、コルハの肉体から後光が放たれ、辺りは眩しくて何も見えなくなった。
コルハはまぁ見てな、って顔をしながらウィンクし、コック長の元へと向かった。
「そ、そうだったのか…、で…、私にどうしろと…?」とヘルセハフ(略称:ヘルセ)も小声で言った。