2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧
ちなみに叡知亭帝卑はハメドに(だからハメドはアラブ系なのに江戸弁)、小悪魔ちゃんはアン子に(だからアン子は少女なのに魅惑的)それぞれ司っている。
身振り手振りばっかりやってる小悪魔ちゃん、身振り手振りじゃ駄目だと思ってるエンジェルちゃん、その間でただひたすら喋り続ける叡智亭帝卑、彼らはバーチャルの世界、すなわち夢の世界を創った神の使者なのである。
「えー…お笑いの時間を一つ…政権交代逆風吹けば…今度は(小沢)ダムが決壊だ、なんて申しましてな、まぁ何ですな、タンス預金が四億円だの、お小遣い千五百万円だのと、我々庶民の生活からすると大分大きな話になりますな、そんな話を聞いてすっかり気が大きく…
そして、第三の使者である落語家っぽい風貌の叡智亭帝卑(えいちていていぴ)がこう言う…、「
反対側では小悪魔ちゃんが話題がないらしく、身振り手振りでナニかを伝えてくる。
バーチャルの世界でエンジェルちゃんが村口に話しかける、「はぁ...、身振り手振りじゃ、駄目だしなぁ...。」
そのエンジェルちゃんを隠したのはお前だろう、と疑ってかかる太郎はハメドの言葉に白々しさを感じつつ、自分のダンディーボイスをアン子にいつ披露しようか...そのシチュエーションと台詞を考えていた。
叡智亭帝卑(えいちていていぴ):落語家風。httpより
□エンジェルちゃんは夢すなわちバーチャルの世界では意思を持った生物として存在しており、その世界で村口・ハメドらとは親友の関係にあった。
「てやんでぃ、シカトぶっこいてんぢゃねぇやい!相変わらずエンジェルちゃんがなけりゃあ無口な奴だぜ」
苦悩の結果、あまりにもハメドを見たくないため、目の前にいる本物のアン子を置いて夢すなわちバーチャルの世界へ戻ることにし、三千年眠り続けてきたことで培った睡眠を操る能力により、もう一眠りすることにした。
太郎の眼球には、夢にまで見たアン子と夢でも見たくなかったハメドの姿が写った。
ここは真っ白い病院の一室、太郎は長い間、ずっと入院して眠っていたようだ。
「太郎……お前…?」
「…、アン子…、ここは…?」
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